クリニックうしたに|デイサービスセンターうしたに

音楽療法とは

音楽療法とは、音楽の持つ、心理的・生理的・社会的働きを心身の障害の回復・機能の維持改善・生活の質の向上に向けて意図的・計画的に行われる治療技法です。
当施設では日本音楽療法学会認定の資格を持つ音楽療法士が中心となり実施しています。

【歌唱】
懐かしい歌謡曲や抒情歌等、幅広い曲を取り入れ回想を促したり一緒に歌う楽しさを味わっています。

【楽器演奏】
自由な表現を目的として様々な種類の楽器を用いたコミュニケーション活動などを行っています。

【音語り】
音や音楽を付けた物語を鑑賞します。目で見て感じてもらうだけでなく音からも感じることによって五感で楽しめる活動です。

 

Co-Music therapyとは・・

Coとは、ラテン語に語源を持ち「With=共に、一緒に」という意味です。
音・音楽を使って対象者と繋がり、多感覚に対象者となる人を映し出し、その映し出された人が、どのように、「発達すること」「生きること」「豊かさ」と今の「生」を結びつけていくのか、対象者の行動や生活の変容に結びつけていくには、どのような多感覚なアプローチが必要なのかということを、音・音楽を使った遊びや即興を行いながら、出来るだけ具体的な方法として生み出し ていきます。

多感覚とは・・・

人は、音・音楽に触れるときには、聴くこと、見ること、触れること、匂うこと、動くこと、考えること、感じること、など多感覚に体験しています。

例えば・・・
【 聴くこと 】 
音や音楽を生活の中で聴くことで、さまざまなイメージや感情の豊かさにつながる感覚を持つことができます。
【 見ること 】 
音を出そうとする人の表情や動きを見て、マレットの高さや振り下ろされるスピードを見て、音を聴くように見ることができます。
【 触れる 】  
音に触れることは、振動に触れる体験となります。さまざまな楽器の振動は、人の原始的感覚である刺激となります。
【 感じる 】  
音や音楽を感じることは、自分を感じることに繋がります。わずかな音楽を感じられることや、わずかな音楽のフレーズに感覚を傾けることは、環境に対して敏感で、人の心を豊に感じることを可能にします。