地域のみぢかな診療施設
デング熱(2014/10/10)
デング熱とは・・・ | 熱帯、亜熱帯地方で主にみられるウイルス感染症です。 デングウイルスには1〜4型があり、どのウイルスでも同様の症状が起こるので、症状からは感染したウイルスの型は 特定できません。 人はデングウイルスに感染した蚊に刺される事によって感染します。 |
どのようにして感染するのか
・ウイルスを持った蚊に刺されることで感染し、人から人に感染することはありません。
症状
・蚊に刺されてから3日〜14日(多くは4〜7日)の潜伏期間の後、高熱(38℃〜40℃)・頭痛・眼痛・関節痛・筋肉痛・発疹(胸部・体幹から始まり、四肢・顔面に広がるなど
を呈します。症状は一週間程度で回復し、予後は良好な疾患です。
なお、極稀に一部の患者において、発熱2〜7日後、血漿(けっしょう)漏出(ろうしゅつ)に伴うショックと出血傾
向を主な症状とする致死的病態が出現することがあります。
(デングウイルスに感染しても約8割の人は無症状のまま終えるそうです。)
治療
・特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法(点滴や解熱剤の投与など)
が行われます。 |
予防のポイント
デング熱を媒介する蚊が生息する地域に渡航する際は、都市部においても蚊に刺されないように工夫する必要があります。
クリニックうしたに 看護部