熱中症(2013/08/04)

今年も暑い日が続いており、熱中症の発症数が急増しています。
県内では平成25年5月〜7月の間に369名の方が熱中症で救急搬送されました。
熱中症を防ぐために日常生活の中で以下のようなことに気をつけましょう

熱中症に気をつけましょう

@ 暑さを避ける
屋外では日傘をさしたり、帽子を被ったりしましょう。また、屋内では扇風機やエアコンを適切に使いましょう
A 服装を工夫する
汗を吸収してくれる素材の下着や服を着ましょう。襟元(えりもと)はなるべく緩めて、熱気や汗が出ていきやすくしましょう。
B こまめに水分を補給する
喉が渇く前にこまめに水分を補給しましょう。また、たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや塩飴(しおあめ)などで塩分を補給する事も必要です。
C 暑さに備えた体づくりをする
汗をかかないような季節から、ウォーキングをするなどして、汗をかく習慣を身につけ暑さに強い体作りをしましょう。
D 体調を整える
熱中症の発生には、その日の体調が影響します。十分な睡眠と栄養を取り体調を整えましょう。

では、熱中症になるとどのような症状が現れ、どう対処すれば良いのでしょうか?

重症度1
めまい・立ちくらみ・拭いても拭いても汗が出てくる・筋肉痛・こむら返り
対処法⇒現場での応急処置が可能です。
涼しい場所へ避難させ、身体を冷やし、水分・塩分を補給しましょう。

重症度2
頭痛・吐き気・気分の不快・力が入らない・体がぐったりする
対処法⇒頭を高くして休み、すぐに病院へ行きましょう。

重症度3
意識がない・けいれん・歩けない・呼びかけに反応しない・高体温
対処法⇒水や氷で冷やし、すぐに病院へ行きましょう。

熱中症は急速に症状が進行し重症化しますので、早めに異常に気付き、応急処置をする事が重要です。それでも症状が改善しなかったり、自分で水分が摂取出来ず、意識障害がみられる場合には症状が重くなっていますので、すぐに病院へ連絡し、搬送する必要があります


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